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2020年9月に福岡市博多区那珂で、心臓病や糖尿病の治療を中心に内科診療を行うクリニックを開院いたします。
皆様は健康寿命という言葉をご存知でしょうか。健康寿命とは、自分の力で生命を維持し、自立した生活ができる生存期間のことです。日本は世界有数の長寿国ですが、健康寿命の割合はまだまだ十分とは言えません。
私は2001年に九州大学医学部を卒業後、その関連病院で主に循環器専門医として研鑽を積んでまいりました。
確かに心筋梗塞や心不全、致死性不整脈等の一刻を争う急性期医療は非常に大切で、一時は生死をさまよっていた患者様が無事歩いて退院される姿を見ると、医師冥利につきると感じていたのも事実です。
しかしその一方で、最悪の事態は避けることができたものの、ほぼ寝たきりとなって、自立した生活をおくることが困難となった患者様も多数おられました。そういった現実を見るにつけ、そもそもこのような重篤な心臓病を患わずにすむように、また運悪く発症したとしても再発しないように、糖尿病や高血圧、脂質異常症(高コレステロール血症)等の生活習慣病の治療を適切に行うことも、急性期医療と同等か、それ以上に重要なことではないかと考えるようになりました。こういった観点から、長年お世話になった福岡の地域医療に貢献したい思いで、クリニック開院を志した次第です。
もちろん心臓病や糖尿病だけでなく、総合内科専門医として内科一般の診療も行います。
地域の皆様が元気で長生きできるよう、少しでも健康寿命を延ばせるよう、院長とスタッフが一丸となって取り組んでまいります。